中古マンションの浴槽を交換したい!費用や期間を解説

浴槽

中古マンションの浴槽は、工事すれば交換できます。

浴槽が古い、故障しているなど、実際にさまざまな理由から浴槽の交換を検討する方がいます。

今回は、浴槽交換のリフォーム工事において、どの程度の費用と期間がかかるのか、据置タイプと埋め込みタイプの浴槽に分けて見ていきましょう。

浴槽のリフォームをおこなう際に注意すべきポイントもご紹介するので、ぜひ参考にして満足のいく浴槽を手に入れてください。

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中古マンションの浴槽交換の期間と費用

中古マンションの浴槽交換にかかる工事期間は、通常一日で終わります。

浴槽とあわせて、浴室内の設備のリフォームを依頼した場合には、依頼箇所によりますが3,4日の工事になる場合もあります。

浴槽交換にかかる費用は、浴槽のタイプによって異なります。

浴室の床に浴槽が置かれた据え置きタイプと、タイルなどで壁・床と浴槽が一体になった埋め込みタイプでは交換費用がどのように異なるのか見ていきましょう。

なお、同じ浴槽タイプでも、グレードや大きさによって価格に差が出ることがあります。

また、浴室の断熱性能が低いときは、壁や床も工事をするほうが良いでしょう。

その場合はさらに施工費が高くなるためご注意ください。

据え置きタイプの交換費用

据え置きタイプはバリエーションが少なく、素材はほぼ強化繊維プラスチックに限られます。

浴槽の素材 交換費用の目安
強化繊維プラスチック(FRP) 10万円~15万円

交換費用に加えて、解体撤去費用、風呂のフタ代などがかかることがあります。

撤去費用だけであれば5万円ほどですが、追加工事が必要になるときにはさらに高くなるかもしれません。

埋め込みタイプの交換費用

浴槽の交換費用は、浴槽の素材によっても異なります。

素材別の費用目安は以下のとおりです。

ただし、メーカーやグレード、周辺工事などによっても異なるのでご注意ください。

浴槽の素材 交換費用の目安
強化繊維プラスチック(FRP) 10万円~15万円
ポリエステル系人工大理石 20万円~40万円
アクリル系人工大理石 30万円~50万円
ホーロー 10万円~50万円

交換費用に加えて、解体撤去費用、風呂のフタ代、タイルなどの補修代などがかかります。

撤去費用は5万円ほど、タイルや床部分などの補修に8万円~10万円ほどかかることが一般的です。

床や壁のタイル全体を張り替える場合には、交換費用と撤去費用に加えて、10万円~20万円ほどかかることもあります。

浴槽交換時にお風呂に追い焚き機能は付けられる?

浴槽の交換とともに追い焚き機能を後付けする場合には、給湯器を追い焚き機能付きのタイプに変更する必要があります。

また、浴槽と給湯器をつなぐ追い焚き用の配管も増設しなくてはいけません。

給湯器が共用部分に設置されている場合には、管理組合に相談し、工事の許可をもらう必要があります。

なお、許可が得られない場合には追い焚き機能を付けられないかもしれません。

許可が得られた場合でも、浴室の設備に加え、給湯器と配管の交換工事をおこなうため費用が高額になることに注意しましょう。

追い焚き機能の工事ができない場合、あるいは追い焚き機能の工事は可能でも費用が高額で悩んでいる場合は、保温性が高い浴槽を選ぶことをおすすめします。

保温性を高める風呂フタをセットすれば、より保温効果を高めることができるでしょう。

また、浴室内に保温パネルを貼ることで、浴室全体を冷めにくい空間にできます。

工事費用はかさみますが、給湯器と配管交換の費用よりは抑えられるかもしれません。

少しでも機能性の高い浴室にしたい方は、一度リフォーム業者に相談して見積を取ってみましょう。

賃貸スタイルの「住まいの紹介サービス」では、中古マンション探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
「なかなか物件が見つからない」「物件探しに疲れた」という方はぜひお気軽にご利用ください。

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中古マンションの浴槽交換する際のポイント

中古マンションの浴槽交換をするときには、次の3つのポイントに留意しましょう。

  • 浴槽のサイズを確認しておく
  • 複数の工事業者から見積をとる
  • 防水対策を意識しておく

浴槽のサイズを確認しておく

そもそも浴槽のサイズが合わないと設置できません。

自宅の浴室で浴槽を設置する場所の幅や奥行きを計ってから、カタログを見てサイズが合う浴槽を選びましょう。

また、同じサイズであってもメーカーが異なると交換できないケースもあります。

必要に応じてメーカーにも問い合わせ、無理なく設置できるか調べておきましょう。

なお、浴槽と壁に隙間がある場合や、浴室の壁と隣室の壁に空間がある場合には、浴室を広げて一回り大きな浴槽を設置できることがあります。

そのため、浴槽を大きくしたい方は、リフォーム業者に希望を伝えて相談してみましょう。

複数の工事業者から見積をとる

1社だけから見積を取ると、適正価格なのかどうかを判断できません。

2~4社から見積を取り、費用面でも納得できる業者を選ぶようにしましょう。

また、複数の業者から見積を取ることで、値引き交渉がしやすくなることもあります。

見積書を見るときは、工事内容や材料費などを詳しく記載しているかに注目してみましょう。

詳細な内容を記さずに「作業一式」と記載している業者は、少し用心するほうが良いかもしれません。

防水対策を意識しておく

浴槽交換の際に、下の階に水漏れする可能性があります。

そのため、マンションの2階以上の浴槽を交換するときには、きちんと防水対策をおこなう、水回りに強い業者に依頼するようにしましょう。

万が一、水漏れした場合には、壁や床などの修理費用を自己負担する可能性があります。

火災保険に加入している場合には工事費用などがカバーされるケースもあるため、一度保険会社に問い合わせてみましょう。

まとめ

中古マンションの浴槽交換をするときは、据え置きタイプか埋め込みタイプかによっても工事費用が変わります。

また、埋め込みタイプの場合は選べる浴槽の素材が多いため、どの素材を選ぶか、グレードをどの程度にするかによっても費用が変わるでしょう。

浴槽に追い焚き機能を後付けしたいときは、給湯器や配管の工事も必要です。

給湯器の設置場所によっては管理組合の許可が必要なときもあるため、早めに相談するようにしましょう。

追い焚き機能をつけることが難しいときは、保温性の高い浴槽やフタを選んだり、保温パネルを壁に貼ったりして対応できることもあります。

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