中古マンションは、派遣社員やパートなどの非正規雇用も購入できます。
ただし、住宅ローンを組んで購入する場合には、ローン審査に通過するかどうかに注目しなくてはいけません。
今回は、派遣社員やパートの方が中古マンションを購入するにあたって知っておくべき、住宅ローンの審査基準や、通過しやすい住宅ローンをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
また、中古マンションの購入予算の立て方も解説します。
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目次
中古マンションは派遣社員やパートでも購入できる?
中古マンションの購入代金と諸費用を支払うことができ、なおかつ売り主の同意を得られれば、誰でも中古マンションを購入できます。
たとえ派遣社員やパートでも、費用さえ支払える状況であれば、購入を申し込むことができるでしょう。
一括でマンション代金と諸費用を支払えない場合は、住宅ローンを利用することになります。
その場合は、住宅ローン審査を通過することが中古マンション購入の条件となるので注意しましょう。
中古マンションの購入には住宅ローンを活用しよう
住宅ローンを利用するためには、ローンを提供している金融機関の審査通過が必要です。
審査に通過できなかった場合、住宅ローンを利用できないので、希望する中古マンションを購入するのが難しくなります。
一度住宅ローンの審査に落ちても、中古マンションの購入を完全に諦める必要はありません。
例えば、返済計画を見直し、毎月の返済額を変えることでローン審査に通過しやすくなることがあります。
また、購入する物件を見直して借入れ額を減らす方法なども検討できるでしょう。
一般的な住宅ローンの審査基準
国土交通省が実施した「令和2年度 民間住宅ローンの実態に関する調査」によると、9割以上の金融機関で以下の項目が住宅ローン審査の際にチェックされています。
- 住宅ローンを借りる方の年齢、完済時の年齢
- 住宅ローンを借りる方の健康状態
- 住宅ローンを借りる方の年収、勤続年数
- 購入する物件の担保評価
また、返済負担率も多くの金融機関で確認されています。
返済負担率とは年収に占める返済額の割合です。
例えば、住宅ローンの年間返済額を90万円、年収を300万円とすると、返済負担率は30%です。
どの程度までの返済負担率が良いかは、金融機関やローンの種類によっても異なるので、まずは金融機関の担当者に相談してみましょう。
金利の種類
住宅ローンの金利は、固定金利と変動金利の2つの種類があります。
固定金利とは住宅ローン契約時に設定された金利が完済まで続くもので、反対に変動金利は返済中に金利が変化する可能性があるもののことです。
日本では長く低金利が続いているため、今後住宅ローン金利は高くなる可能性があります。
そのため、固定金利よりも変動金利のほうが低めに設定されていることが一般的です。
今の金利が長く続くのであれば変動金利のほうが利息を減らせますが、将来的に金利が上がるときは固定金利のほうが利息を減らせるかもしれません。
また、固定金利は利息を前もって計算できるので、返済計画を立てやすいメリットがあります。
返済期間が短いときは変動金利、返済期間が長いときは固定金利のように使い分けることもできるでしょう。
返済方法の種類
住宅ローンの返済方法には、元利均等方式と元金均等方式の2つの種類があります。
元利均等方式は元金(借入れ額)に利息を加えて、毎月の返済額が一定になるように返済するスタイルで、元金均等方式は毎月返済する元金が一定になるように返済するスタイルです。
毎月の返済額は返済を始めたときが多く、徐々に減っていきます。
借入期間が同じ場合は、早く元金を返済する元金返済方式のほうが総利息額が少なくなります。
しかし、返済しやすさを考えれば、毎月の返済額が一定の元利返済方式を選ぶほうが良いでしょう。
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派遣社員やパートでも審査に通りやすい住宅ローン
住宅ローン審査では、返済負担率を重視されることがあります。
民間金融機関の住宅ローンでは、年収が低くなると基準となる返済負担率が低くなることもあるため、収入が高くはないときには不利になることがあるかもしれません。
年収に対する返済額の割合が高く、住宅ローン審査への通過が難しいときは、フラット35を検討してみましょう。
フラット35では、以下のように定められているので、一般的な民間金融機関の住宅ローンよりも返済負担率の基準は厳しくはないと考えられます。
- 年収が400万円未満:返済負担率30%以下
- 年収が400万円以上:返済負担率は35%以下
中古マンションの購入で住宅ローンを組む際の注意点
住宅ローンの利息は、返済期間が長引くと増えるので、利息を減らしたいときは返済期間を短くするべきです。
しかし、返済期間を短くすると、毎月の返済額が増えるので、生活が圧迫されてしまう可能性があります。
中古マンション購入の際に住宅ローンを組むときは、無理なく返済できるように収入との兼ね合いも考慮して、毎月の返済額を設定するようにしましょう。
中古マンション購入予算の計算方法
中古マンションの購入予算は、返済負担率から逆算できます。
例えば、返済負担率を30%、年収を300万円とすると、年間の返済額は90万円までが妥当と考えられるでしょう。
30年ローンを組むのであれば、借入れ可能な金額は利息も合わせて2,700万円までと考えられます。
利息の計算方法などはローンの種類によっても異なるので、金融機関に相談して購入可能なマンションの価格を計算してもらいましょう。
中古マンションの購入で利用できる補助金制度
中古マンション購入時にリフォームを実施するときは、リフォーム関連の補助金制度を利用できることがあります。
詳しくはリフォーム業者などに問い合わせてみましょう。
また、自治体で住宅購入やリフォームに活用できる補助金制度を実施していることもあります。
一度、市区町村役場に問い合わせてみましょう。
まとめ
パートや派遣社員などの雇用形態でも、中古マンションの購入は可能です。
住宅ローンを利用するときは、返済計画を立てて無理のない範囲に毎月の返済額を設定しましょう。
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