中古マンションの玄関のドアはリフォームできる?費用とメリットをご紹介

キレイな玄関

「玄関のドアの開閉をもっと楽にしたい」「防犯機能が高いドアにしたい」など、さまざまな理由から中古マンションの玄関ドアのリフォームを検討する方がいます。

玄関ドアは自宅に出入りするたびに使用するものなので、自分の希望に合う仕様にしたいと思う方も多いでしょう。

この記事では、玄関ドアのリフォーム方法、リフォームすることで得られるメリットや費用相場を見ていきましょう。

大切なマイホームの顔部分でもある玄関ドアをより満足できる状態にするためにも、ぜひ参考にしてください。

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中古マンションの玄関ドアはリフォームできる?

そもそも中古マンションの玄関ドアは、リフォームできるケースとできないケースがあります。

玄関ドアはマンションの廊下などの共用部分に接する部分でもあるため、必ずリフォームできるわけではありません。

共用部分は、特定の人のみが使用できる専用部分と、マンションの所有者であれば誰でも使用できる共有部分に分かれます。

例えば、ベランダや専用庭などは専用部分ですが、廊下やマンションのエントランスなどは共有部分に該当します。

玄関ドアが専用部分であればリフォームできることがありますが、共有部分とみなされるときは難しい場合があります。

まずは管理組合に相談し、リフォームが可能かどうか確認することが第一に大切です。

専用部分と判断されたときは、トラブルを回避するためにも、管理組合に玄関ドアのリフォームをすることを伝え、承認を得るようにしましょう。

中古マンションの玄関ドアのリフォームの方法と費用

管理組合から玄関ドアのリフォームについての承認を得られたときは、リフォーム会社と相談し、具体的に工程を進めていきましょう。

玄関ドアのリフォームには次の4つの工法があります。

  • カバー工法(別体枠)
  • カバー工法(一体枠)
  • 持ち出し工法
  • 玄関ドア交換

それぞれの工法の特徴やメリット、デメリット、費用相場に関して見ていきましょう。

カバー工法(別体枠)

カバー工法(別体枠)とは、玄関ドアの縦枠と上枠の上に新たな枠を被せ、ドアを新しいものに交換する工法です。

元々の枠の大きさに合わせて新しい枠をその場で切断し、取り付けていきます。

工事の時間は2~3時間ほどで、費用はドアの処分費や材料費、作業費込みで30万~40万円ほどです。

ただし、既存の枠の上に被せるので、枠が一回り小さくなる可能性があります。

カバー工法(一体枠)

カバー工法(一体枠)とは、既存の枠全体に新しい枠を被せ、ドアを新しいものに交換する工法です。

枠をその場で切断することがないため、工事の時間は1.5~2時間ほどに短縮できる場合があります。

また、別体枠と比べて作業の手間も簡単なので、費用はドアの処分費や材料費、作業費込みで30万~35万円ほどと低くなる可能性があります。

ただし、一体枠の工法も既存の枠の上に新しい枠を被せるため、一回り枠が小さくなる点に注意しましょう。

持ち出し工法

持ち出し工法とは、新しい枠を既存の枠の外側に取り付ける工法です。

枠もドアも既存のものと同じサイズなので、ドアを小さくしたくない場合に適しているでしょう。

ただし、枠の厚みが共用部分に出るので、工事が承認されない可能性もあります。

工事時間は2~3時間ほど、費用はドアの処分費や材料費、作業費込みで40万円ほどです。

玄関ドア交換

枠はそのままで玄関ドアだけ交換する方法もあります。

1.5~2時間ほど、費用は古いドアの処分費や材料費、作業費込みで13万~25万円ほどです。

ただし、枠がドアと比べて古びているため、新しいドアがなじまない可能性もあります。

予算に余裕があれば、枠も取り換えて、一体感のある玄関にするほうが良いかもしれません。

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中古マンションの玄関ドアをリフォームするメリット

中古マンションの玄関ドアをリフォームすることで、玄関全体が新鮮な印象に変わるでしょう。

また、機能面でもメリットを得られます。

主なメリットとしては、次の3つが挙げられるでしょう。

  • 玄関のドアの開閉が楽になる
  • 防犯性を高められる
  • 断熱性を高められる

それぞれのメリットを詳しく解説します。

玄関のドアの開閉が楽になる

リフォームすることでドア枠やドアについた細かな錆がなくなり、玄関ドアの開閉がスムーズになることがあります。

また、金属がこすれる不快な音がなくなるなど、快適性が向上することもあるでしょう。

選択するドアの種類によっては、軽量化し、子どもにも開けやすくなることがあります。

ドアが開けにくいとき、重さが気になるときは、玄関ドアのリフォームを検討してみましょう。

防犯性を高められる

4階以上の共同住宅での窃盗犯罪のうち、6割弱は玄関からの侵入です。

玄関ドアを防犯性の高いものに取り換えることは、有用な防犯対策の一つでしょう。

例えば、鍵穴のないタイプや補助錠のあるタイプなどを選択できます。

大切な財産を守るためにも、玄関ドアのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?

参考:警察庁「住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威

断熱性を高められる

断熱機能のある玄関ドアに変えることで、暖房効率・冷房効率を高めることができます。

室内の冷えや暑さが気になるときは、玄関ドアのリフォームを検討してみましょう。

ただし、ドアと枠に隙間があると、ドアそのものに断熱機能があってもあまり効果を得られないかもしれません。

断熱性能を高めることを目的とする場合は、ドアだけでなく枠も交換するほうが良いでしょう。

中古マンションの玄関ドアをリフォームする際の注意点

中古マンションの玄関ドアをリフォームするときは、工事の作業音や作業員の出入りによって近隣の住宅に迷惑をかけるかもしれません。

上下左右の住宅に挨拶に行き、どの程度の時間で終わるのか説明しておきましょう。

また、玄関ドアは共用部分に接しているため、リフォームできない可能性もあります。

そのため、勝手にリフォームはせず、管理組合に相談し、必ず許可を得てからリフォーム工事を依頼しましょう。

まとめ

玄関ドアをリフォームすることで、玄関の印象もフレッシュになります。

また、防犯性や断熱性を高めることもできるので、ぜひリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

あとでトラブルにならないように、管理組合に相談して許可を得て、近隣の住宅に挨拶をしてから工事を始めていきましょう。

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