中古マンションのリフォームを予算内に収めるコツとは?費用や相場も解説

家と図面

中古マンションをリフォームすることで、新築マンションよりも手頃な価格で理想の住宅に暮らすこともできます。

しかし、つい費用がかさんでしまい、予算を超過してしまうこともあるでしょう。どうすればリフォームを予算内に収めることができるのか、また、実際に相場はどの程度なのかを解説します。

業者選びの方法や活用できる助成金制度などもご紹介するので、ぜひご覧ください。

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中古マンションを予算内にリフォームする順序

リフォームをする際には最初に予算を立てておくことが大切です。

予算を立てないでリフォームを始めると、どんどんリフォームしたい範囲が広がったり、高額な設備や材質のものを選んでしまい、思わぬ支出につながることがあります。

中古マンションを予算内でリフォームするためには、次の順序で計画を立てていきましょう。

リフォームの相場を判断する

まずはリフォームの相場を把握しておくことが重要です。

相場は中古マンションの築年数と広さによって異なるので、購入する物件の相場はどの程度なのか調べ、参考にしつつ予算を決めていきましょう。

例えば、築20年未満であれば200万円未満でリフォームをするケースが多く、床全体の張り替えとキッチン、トイレの設備交換が可能です。

浴室や洗面所も交換するとなると、200万円を超えることもあります。

リフォームしたい箇所を決める

おおよその相場を把握したら、次はリフォームしたい場所を決めます。

予算によってはリフォームできないこともあるでしょう。

例えば、キッチンをリフォームすると住宅の住み心地は一気に向上しますが、システムキッチンであれば50~100万円、浴室も100万円以上かかることがあります。

予算と照らし合わせながら、リフォームしたい箇所を絞っていきましょう。

リフォームしたい優先順位を決める

リフォームしたい箇所を絞ったあとに、優先順位を決めます。すべての場所に同じ程度予算をかけることができれば良いですが、現実的には難しいこともあるでしょう。

万が一、見積もりをしていく上で予算的に厳しくなってきた場合でも、優先順位を最初に決めておくことでこだわりの箇所に予算をかけて、満足度の高いリフォームを実現することができます。

リフォームのこだわりをなくせば予算内で見積もれることも

リフォームに関してこだわりをなくせば、予算内でリフォームすることもあります。

メーカーや品番、デザイン、カラーなどにこだわらず、「とにかくトイレだけは新しくしたい」「キッチンが清潔に見えれば良い」などの最低限の希望のみを業者に伝えてみましょう。

予算を極力抑えたリフォームをおこなうことができるかもしれません。

中古マンションのリフォームの平均相場

中古マンションのリフォームは、築年数と広さによってある程度相場が決まっています。

築年数が古くなればなるほど、広さが広くなればなるほど、リフォーム相場は高額になるので注意が必要です。

50平米 70平米 100平米以上
築20年未満 100~150万円 150~200万円 200万円以上
築20年以上30年未満 200~250万円 250~350万円 350万円以上
築30年以上 300~400万円 350~450万円 450万円以上

賃貸スタイルの「住まいの紹介サービス」では、中古マンション探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
「なかなか物件が見つからない」「物件探しに疲れた」という方はぜひお気軽にご利用ください。

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リフォーム優先度ランキング

マンション内を総リフォームすると、場合によっては新築マンションと同程度、導入する設備や利用する素材のグレードによっては新築マンションを購入する以上の費用がかかることもあります。

どこに手を加えるかを絞って、リフォームするほうがよいでしょう。

一般的に優先されるリフォーム箇所と選ばれる理由をランキングで紹介します。

1位 キッチン

リビングやダイニングと一続きになったキッチンも多いため、使いやすさだけでなく見栄えやお洒落さを意識したリフォームの場合キッチンがおすすめです。

また、便利な調理家電も増えてきているので、多数のコンセントが必要となる場合があります。

コンセントの追加や、ビルトイン型の食器洗浄乾燥機を設置することでさらに料理も楽しくなるでしょう。

2位 浴室・洗面などの水回り

浴室や洗面所などの水回りが美しく清潔だと、生活の快適さは一気に向上します。

また、浴室は汚れやすく、経年劣化で汚れやカビが徐々に落ちにくくなるため、ある程度の年数が経ったらリフォームする必要が出てくるでしょう。

とりわけ洗面所はお客さんも利用することがあるので、美しく保っておきたい場所です。

3位 床(フローリング)

床は毎日何度も人が行き来する場所のため、徐々に黒ずみ、傷がついて汚れてしまいます。

黒ずみなどの汚れは頑張って掃除をすれば落ちることもありますが、傷は直すことは簡単ではありません。

数年経ったらフローリングを張り替えて、美しい床を取り戻しましょう。

床部分は面積が広いので、張り替えるだけで見違えるように住宅全体が美しく見えます。

4位 壁紙の張り替え

壁紙は意外と汚れている箇所です。床とは異なりあまり定期的に掃除をしないので、思っている以上にホコリがついて汚れを溜め込んでいます。

壁も床と同様、面積が広いので、張り替えるだけで住宅全体が見違えるように美しく見えるでしょう。

水回りとは異なり低予算でリフォームできるのも人気の理由です。

5位 トイレ

トイレも浴室や洗面所と同様、時間が経過すると汚れが落ちにくくなり、清潔な見た目を保ちにくくなる場所です。

お客さんも利用する場所なので、10~15年に一度は便器を取り替えて美しい状態を保ちましょう。

また、トイレの床や壁も時間が経つと汚れていきます。便器と一緒に床や壁を張り替えて、清潔な空間を作りましょう。

6位 和室

畳も経年劣化しやすい場所です。徐々にイグサが出てきて、靴下の裏などに付着してしまいます。

また、ふすまや障子など紙素材でできている部分も多いので、定期的な交換が望ましいでしょう。

破れている場合はもちろんのこと、破れていないときにも黄ばみや黒ずみが生じていることが多いため、リフォームして美しい状態に戻します。

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安く予算に合ったリフォーム業者に頼むコツ

どんなにリフォーム場所や優先順位を絞り込んでも、予算内にリフォームできないこともあります。

しかし、予算が足りないからといって希望するリフォームをあきらめる必要はありません。

予算内でリフォームをおこなうためにも、リフォーム業者に正式に依頼する前に、次の2点を実施してみてください。

  • 予算をあらかじめ業者に伝える
  • 複数の業者から見積もりを出してもらう

予算をあらかじめ業者に伝える

予算を最初にリフォーム業者に伝えておくと、担当者が削る部分は削って、予算内にリフォームプランを立ててくれることがあります。

もしかしたら、「今はこの品番の割引率が高くおすすめです」などとお得な情報を教えてくれることもあるかもしれません。

ただし、最初に予算を伝えておいても、どうしても無理な場合もあるのでご注意ください。

複数の業者から見積もりを出してもらう

複数の業者に見積もりを出してもらうことでも、リフォーム費用を引き下げられることがあります。

一社にだけ見積もりを依頼すると相場がつかみにくくても、2社、3社に依頼すればおおよその目安がわかるでしょう。

できれば同じ品番で同じ内容のリフォームを依頼し、対応やスキルなどもチェックしつつ、良心的な価格を提示してくれる業者を選びましょう。

リフォームローン

リフォームの予算が足りない場合は、銀行などの金融機関のリフォームローンを検討してみましょう。

利息はかかりますが、希望する内容の工事を実現できることもあります。

リフォームローンは、多くの金融機関で扱っています。

普段ご利用のメインバンクに相談したり、住宅金融支援機構のリフォームローンも検討したりしてみましょう。

参考:住宅ローン:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)

リフォームのローンや助成金や減税

リフォームローンを利用する場合は、住宅ローン減税が適用され、年間最大50万円の減税が可能です。

ただし10年以上のローンを組むことや100万円以上借りること、リフォーム面積が50平米以上などの条件もあるので、リフォーム業者にも相談してみましょう。

また、断熱素材を使うなどの省エネにつながるリフォームをするときは、国のリフォーム助成金が適用されることもあります。

自治体でも助成金制度を実施していることがあるので、ぜひリフォーム業者や役場の窓口などにも相談してください。

参考:住宅ローン減税制度の概要|すまい給付金
参考:住宅・建築物の省エネ化に関する支援制度

有担保型と無担保型の違い

リフォームローンには有担保型と無担保型があるので注意しましょう。

リフォームする物件を担保に入れる有担保型は、金利が低く、借りられる金額の上限が大きくなる特徴があります。反対に無担保型は、有担保型と比べると金利が高めで、借りられる金額の上限は低くなることが多いです。

また一般的に、無担保型の借入期間が短くなる傾向にあります。

中古マンションのリフォーム物件を探すならちゅうこマ!

中古マンションを思いどおりにリフォームして、理想の住宅を手に入れましょう。

予算が少ない場合はリフォームする箇所を絞ることも必要になるかもしれません。

また、リフォームローンを活用も検討してみましょう。

住宅ローン減税やエコリフォームの助成金などが適用されればお得にリフォームを実現できることもあります。

ちゅうこマ!では複数の条件で中古マンションを検索できるので、リフォームに適した住宅を見つけられます。

ぜひちゅうこマ!で理想のリフォームを実現しましょう。

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