中古マンションの床のリフォーム|費用の相場や注意点をご紹介

広々とした床

「床のリフォームをしたい」「過ごしやすいよう機能性の高い床にしたい」と床のリフォームを検討している方もたくさんいます。

床は、空間のなかでも広い面積を占めるため、リフォームするだけで住宅そのものの印象を大きく変えることが可能です。

この記事では、中古マンションの床をリフォームする方法、床のリフォームに費用がどの程度かかるのかを見ていきましょう。

また、リフォーム費用を抑えるコツや床材の機能、色の選び方、その他の注意すべきポイントに関しても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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中古マンションの床のリフォームの方法と相場

中古マンションの床のリフォームには次の2つの方法があります。

  • 張り替え工法
  • 重ね張り工法

それぞれの特徴と向き不向き、費用相場を見ていきましょう。

張り替え工法

張り替え工法とは、床材をすべてはがしてから新しい床材を張る工法です。

畳からフローリングに変更したいときや、反対にフローリングから畳にしたいときなどにも張り替え工法が適しています。

一度床材をすべてはがすので、下地の状態を確認できます。

10年以上床材をはがしていないときなどは、張り替え工法を選び、下地の状態を確認するほうが良いかもしれません。

ただし、床材をはがさずに重ね張りする方法と比べると、手間がかかるだけでなく撤去した床材を処分する作業も必要になるため、割高になるでしょう。

例えば、6畳程度の広さの部屋で、無垢材のフローリングを張り替えるときには9万~18万円ほど、8畳程度の広さでは10万~20万円ほどかかります。

重ね張り工法

重ね張り工法とは、現在の床材の上から新しい床材を張る工法です。

上張り工法やレイヤー工法とも呼ばれることもあります。

床材をはがさず、上から張るだけなので、作業量が少なく、1日でリフォームが終わることもあります。

また、二重に床材を張った状態になるので、床の強度が上がり防音効果も期待できます。

また、古い床材を廃棄する必要がないため、張り替え工法と比べると費用も割安です。

無垢材のフローリングを重ね張りする場合、6畳程度の広さであれば6万~14万円、8畳程度の広さであれば8万~18万円が目安となります。

ただし、張り重ねるので、ドアの部分などに段差ができるかもしれません。

また、リフォームしない部分との間にも段差ができる可能性があります。

重ね張り工法を選ぶ場合は、床材との相性や段差に関してもリフォーム会社と事前に話し合っておきましょう。

中古マンションの床をリフォームするときのポイント

中古マンションの床をリフォームするときは、次の3つのポイントに留意しましょう。

  • 床材によって機能性が変わる
  • 張り方によって雰囲気が変わる
  • 床の色によって部屋の印象が変わる

それぞれを詳しく解説します。

床材によって機能性が変わる

床に使用する床材によって機能性が変わってきます。

例えば、コルク材やカーペットであればやわらかい印象があり、なおかつクッション性もあるので、子ども部屋や寝室などに適しています。

また、タイルであれば防水性もあるので、キッチンや洗面所、トイレなどに適しています。

フローリングを選ぶときは、遮音性に関してもチェックしてみましょう。

マンションによっては階下に音が響かないように、フローリングを禁止されている可能性もあります。

張り方によって雰囲気が変わる

床の張り方によって部屋の雰囲気を変えることが可能です。

通常は同一幅の床材をそのまま張りますが、あえて異なる幅に切りそろえて張ったり、隣り合う床材と向きを変えて張ったりすることもあります。

異なる幅の床材を並べれば、ナチュラルな印象が強くなり、木を感じる部屋に仕上げることができるでしょう。

また、隣り合う床材と向きを変えると、木の継ぎ目が目立ちにくくなります。

床の色によって部屋の印象が変わる

床の色を変えることで、部屋の印象を変えることが可能です。

例えば、白系の色は明るくフレッシュな印象になり、黒系の色はシックで落ち着いた印象になります。

また、明るい色を選ぶことで部屋全体を明るくできるので、家族が集まるリビングなどは白っぽくて明るい色の床材を選んでみましょう。

賃貸スタイルの「住まいの紹介サービス」では、中古マンション探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
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中古マンションの床のリフォーム費用を抑えるコツ

中古マンションの床のリフォーム費用を抑えるには、複数のリフォーム会社から見積もりを取ることをおすすめします。

各リフォーム会社によって費用は変わってくるので、一社だけの説明を聞いて鵜呑みにせずに、少なくても3社程度から見積もりを取って話を聞くようにしましょう。

また、床以外のリフォームをまとめて依頼することでも、費用を抑えられる可能性もあります。

不具合を感じている部分や古びた箇所がある場合は、まとめてリフォームの相談をしてみましょう。

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中古マンションの床をリフォームするときの注意点

中古マンションの床をリフォームする際は、次の3つのポイントに注意しましょう。

  • 管理組合に届出を提出する
  • 遮音等級基準を満たしているか確認する
  • 騒音トラブルを防ぐために近隣住民に挨拶する

それぞれの注意点について解説します。

管理組合に届出を提出する

床のリフォームをするなら、管理組合に届出を提出する必要があります。

マンションではどんなに小さなリフォームをおこなうときでも、管理組合に届出を提出することが求められます。

騒音防止のためにフローリング材に制限が設けられていることもあるので、管理組合に届出を提出して確認をしておきましょう。

遮音等級基準を満たしているか確認する

遮音等級とは、階下に音が伝わる程度を数字で示したものです。

例えば、LL-45は足音が気にならないレベル、数字が少なくなるとさらに遮音性が高まります。

管理規約に遮音等級の基準が記載されていることがあるので、事前に確認しておきましょう。

騒音トラブルを防ぐために近隣住民に挨拶する

リフォームする際の音や作業員の出入りによって、近隣住民に迷惑をかける可能性があります。

トラブルを回避するためにも、工事が始まる前に挨拶をしておきましょう。

また、どの程度の期間で終わるのかも合わせて伝えておくとより良い印象を与えられます。

まとめ

中古マンションの床をリフォームすることで、より住み心地の良い空間に仕上げることができます。

管理組合に届出を提出すること、遮音等級基準を確認すること、近隣住民に挨拶をすることの3つを守り、より満足度の高いリフォーム工事を完成させましょう。

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