中古マンションのなかには、シンク内にディスポーザーが備わっている場合もあります。
ディスポーザーが付いていることで、どのようなメリットやデメリットがあるのか、また、どのように使うことができるのか見ていきましょう。
すでにディスポーザーを使い慣れている方であれば、後付けしてでも利用したいと考えるかもしれません。
ディスポーザーが付いていない中古マンションに後付けできるのかも解説します。
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ディスポーザーとは?
ディスポーザーとは、キッチンのシンクに設置する生ゴミ処理機のことです。
野菜のくずなどの生ゴミを入れると、細かく粉砕して排水として流すことができます。
ディスポーザーは比較的新しいマンションで導入されていることが多いです。
ただし、設置や維持にはコストがかかるため、まだまだディスポーザーがないマンションも多くあります。
ディスポーザーの使い方
ディスポーザーは、以下の手順で使用します。
- ディスポーザー内に生ゴミを入れる
- 水を流しながらフタをする
- ディスポーザーのスイッチをオンにする
メーカーによっては手順が異なることもあります。
また、自分で水を流さず、生ゴミを入れると自動的に水が流れるタイプもあります。
使用前に説明書をよく読んで、正しい手順でディスポーザーを使用しましょう。
ディスポーザーの仕組み
ディスポーザーで生ゴミを細かく粉砕したあと、水と一緒にマンション内に設置した処理施設に流れていきます。
処理施設では微生物が粉砕した生ゴミを分解し、公共の下水道に流すことが一般的です。
マンションによっては、微生物が分解したあとで、さらに浄化槽で処理をおこなってから下水道に流すこともあります。
マンションに処理施設を設けていない場合には、ディスポーザーを設置できない可能性があるため注意しましょう。
また、ディスポーザーの設置基準は、自治体によっても異なります。
ディスポーザーに流せるもの・流せないもの
生ゴミであれば何でもディスポーザーに流せるのではありません。
流せるものと流せないものをまとめたため、参考にしてください。
流せるもの | 流せないもの |
---|---|
野菜、魚、魚の骨、鶏の骨、麺類、残飯、パンなど | カキやサザエ、アサリなどの殻、卵の殻、パイナップルの芯と皮、タケノコ、栗の皮、枝豆の皮、ラップ、輪ゴム、ビニール類、ガム、割りばし、タバコ、油など |
魚介類の殻のように堅いものやパイナップルなどの繊維が多いもの、バクテリアで分解できない無機物などはディスポーザーでは流せません。
無理に入れるとディスポーザーが故障する原因になるため注意しましょう。
ディスポーザー付き中古マンションのメリット
ディスポーザーがついた中古マンションを購入するメリットとしては、次の4点を挙げられます。
- 悪臭や虫の発生を防げる
- キッチンの掃除の手間を軽減できる
- ゴミ出しの負担を軽減できる
- 簡単なメンテナンスで長時間使える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
悪臭や虫の発生を防げる
生ゴミは悪臭や虫が発生する原因になります。
特に気温が高い時期は、短時間で腐敗が進み、悪臭をまき散らすこともあるでしょう。
ディスポーザーでこまめに生ゴミを処理すれば、悪臭の元を断ち切ることが可能です。
夏は生ゴミを放置していると、コバエなどの虫が発生するケースも多々あります。
こまめにディスポーザーで生ゴミを処理すれば、虫の発生も防ぐことにもつながります。
キッチンの掃除の手間を軽減できる
ディスポーザーがあれば、生ゴミを三角コーナーや排水溝ネットに溜める必要がなくなります。
三角コーナーや排水溝にぬめりやカビが生じることも減るため、キッチンの掃除の手間が軽減するでしょう。
また、三角コーナーをなくすことで、シンクを広々と使用できます。
食器洗いもしやすくなり、後片付けが楽になるかもしれません。
ゴミ出しの負担を軽減できる
生ゴミはゴミのなかでもかなりのウェイトを占めます。
ディスポーザーがあれば生ゴミが減り、ゴミ出しの回数を減らすことも可能です。
マンションによっては、各階にゴミ集積場がなく、高層階に住んでいる方もゴミ出しのために朝早く1階まで下りる必要が生じることがあります。
ゴミ出しの回数が減れば、家事の負担も軽減できるでしょう。
また、ゴミ袋代の節約にもなります。
簡単なメンテナンスで長期間使える
ディスポーザーのメンテナンスは簡単です。
適切にメンテナンスしておけば、長期間使用することができます。
使用方法にもよりますが、ディスポーザーの耐用年数は7~8年が一般的です。
メンテナンスの頻度は週に1回、以下の手順でお手入れをしましょう。
- 製氷機でつくる氷を2,3個ディスポーザーに入れる
- 食器用洗剤を少量入れて、水を流しながらスイッチを入れる
週1回丁寧にメンテナンスをおこえば、基本的には故障の心配なく長期間使用できます。
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ディスポーザー付き中古マンションのデメリット
ディスポーザーが付いている中古マンションには、デメリットもあります。
特に次の2点には注意をしましょう。
- 水道代・電気代・維持費がかかる
- 製品によって動作音が大きい場合がある
水道代・電気代・維持費がかかる
ディスポーザーを使用するときは水を流したままにするため、ある程度水道代がかさみます。
ディスポーザーは電気で動くため、電気代もかかることも忘れてはいけません。
また、ディスポーザーが故障したときや寿命で交換するときには、さらに費用がかかります。
ディスポーザー全体を交換するときには、10万円前後かかることもあるでしょう。
製品によって動作音が大きい場合がある
製品によっては動作音が大きいこともあります。
シンクの位置によっては、上下左右の住民に迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。
どの程度音が響くかわからないため、早朝や深夜はディスポーザーを使わないほうが無難です。
中古マンションのディスポーザーを後付けできる?
マンションに汚水の処理施設がない場合には、ディスポーザーを付けられないことが一般的です。
元々ディスポーザーがない中古マンションに居住するときは、たとえ自費でディスポーザーを購入しても、処理施設の問題で後付けが難しいこともあります。
ディスポーザーのある生活を希望する場合には、すでにディスポーザーを各戸に導入していたり、処理施設が整えられていたりする中古マンションの購入がおすすめです。
まとめ
中古マンションのシンクにディスポーザーが付いていると、生ゴミを自宅で処理できるため、ゴミを捨てる回数が減るだけでなく生ゴミ臭が軽減されるメリットもあります。
メンテナンスも簡単なため、一度慣れると便利な設備です。
しかし、元々ディスポーザーがないマンションの場合は、後付けは容易ではありません。
ちゅうこマ!ではディスポーザー付きのマンションも取り扱っているため、ぜひチェックしてみてください。
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